2012.10.17
昨晩、中国ツアーから帰って来ました。
10日間、3都市3公演、とても楽しかったです。
中国の脂っこい料理で、少しおなかが痛くなったくらいで、
怪我も病気も無く楽しむことが出来ました。
今回はミュージシャンも合わせて、約100人がかりの大きなプロジェクトツアーで、
思い出に残るツアーになりました。
ヨーロッパの音楽、ダンスを中国の人たちに伝えているんだと思うと、少し嬉しくなりました。
3都市いずれも、私が思っていた以上に栄えていて、今回のツアーで中国のイメージが変わりました。
何事も実際に自分の目で見るのが大切だと思いました。
サンクトペテルブルク、私のパートを含むいくつかの作品を省いた短縮バージョンになると言わりました。
まだ私の踊るところは残っているのですが、せっかく先生に観に来て頂けるなら、
もっと踊っている姿を観て頂きたいな、と思います。
11月にはハンブルクで4回小さな劇場でBJBだけの公演があります。
そこでは、NDTの振付家が振りつけて下さった作品を上演する予定です。
私はもちろん、BJBみんなのお気に入りの作品です。是非、先生に観てもらいたいです。
高浦幸乃
2012.9.22
貝阿弥 礼先生
おはようございます。
BJBが活動を開始してから、今月15日で1年が経ちました。
あっという間でしたが、内容の濃い日々でした。
今年一年はさらに、充実したシーズンになるであろうと、一ヶ月を終えて感じています。
先週は、オペラ「イーゴリ公」のハンブルク初演がありました。
多くの方からチューリッヒでの初演よりも歌手もダンサーも良かった、
との声を頂いたようで初演は成功に終わりました。
今時点で3公演が終わり、残すところあと2公演です。
NDRというニュースサイトででビデオがご覧いただけます。
お時間のある時にご覧になってみてください。
http://www.ndr.de/kultur/igor101.html
私は上手側の一番前の、かつらの髪がほどけてしまっているのです。
最後は一番最初に撃たれます。
ベールのダンスでは、少しだけアップで映っています。
10月5日の最後のオペラ公演の翌日6日には、中国へ発ちます。
7日~11日は北京で、11日に公演があります。13日には常州、15日は上海、
16日にハンブルクへ戻ります。
今、中国各地で大きな反日デモが起こっているようで、とても心配です。
あまり外に出歩かないように注意しようと考えています。
礼先生にも是非観に来ていただきたかったのですが、
こんな状態ではとても危険すぎるのではないかと思います。
11月9日はサンクトペテルブルグへ、ハンブルクバレエ40周年記念ガラ公演に行きます。
先日そのプログラムの発表があり、驚きで声も出ませんでした。
なんと、公演はスクールの作品から始まり、ハンブルクのプリンシパル達のパドドゥがあり、
ゲストでジュリー・ケントとロベルト・ボッレの椿姫、アリーナ・コジョカル、オーレリ・デュポンなど
豪華ゲストが加わり、そのガラの最後がBJBのバーンシュタインダンス・ノイマイヤー振付という内容でした。
もうびっくりで、本当に声も出なく笑うしかありませんでした。
こんな貴重な経験をさせてもらえて、全ての人に感謝しないとという気分です。
大きなツアーの他にも小さな公演やプロジェクトが入っていてとても忙しいですが、それがまた楽しいです。
高浦幸乃
2012.6.19
2012.5.31
貝阿弥 礼先生
昨日、BJBの初舞台公演が無事に終わりました。
座席は満席で、最後はずっと拍手をして下さいました。15分以上鳴り止みませんでした。
今までで、一番長いお辞儀だったように思います。
たくさんの方が観に来て下さり、とても幸せでした。
この舞台前の1週間は、「限界]という言葉の意味が頭ではなく、身体で理解させられる日々でした。
舞台5日前に、メンバーのWinnieがリハーサル中に、アクシデントで足の指の骨を折ってしまい、
全ての予定が変更になり、振り出しに戻ったかの状態でした。
8人だけしかいないグループには、控えのダンサーもいなく、代役はバレエ団と学校から助けてもらい、また一からのやり直しでした。
プログラムは、ナポリ・Patric, Gabriela,Yukinoの作品・Stacyの作品(計50分)・休憩(20分)・Natalia(35分)の作品でほぼすべての作品に8人全員が出ています。リハーサルのプランには通し稽古やステージ上での照明合わせなどが予定されていましたがアクシデントの為、全てのプランが流れました。そして公演2日前に舞台上で、場当たりや細かい照明などの打ち合わせも無く、一発通し稽古がありました。
この長い演目を全て通しておどるスタミナも無いまま、全力で踊りましたが、Nataliaからは厳しい指導がとび、その作品は2度通しました。
2度目は、ちゃんと息もすることが出来ず、踊ることにエネルギーを使っているので、涙や鼻水を止める力はなく、私の顔はぐしょぐしょでした。
私は身体の限界と戦っていました。その場で踊るのをやめるか、最後まで全力で踊るか、たったその2つの選択でした。
作品を踊りきった時には、あきらめなくてよかったと心から思いました。
リハーサル後、Nataliaが「こうやって限界まで追いつめ、さらに追求するしか、上に行く方法はないから、まあしょうがないと思ってね。私もジョン・ノイマイヤーとイリ・キリアンからこうやって育ててきてもらったから、私もあななた達にそうするのよ。]と笑顔で言っていました。こんな素敵なダンサーの作品に出会うことが出来き、胸一杯になりました。
そんな事で、16日本番のほぼ2回公演(朝には学校やマスコミ用のゲネプロ、夜は本番)の舞台は、無事に終わりました。
今回は久しぶりにとても緊張しました。昨日はダンサー全員の力が合わさった、舞台だったたと思います。BJBの一員として、こうして舞台に立つことが出来る事にとても感謝しています。
色んなメッセージが観に来て下さった方の胸に、届いているといいなと思います。
あさって19日には、バロック時代のダンスを踊ります。ホテルのパーティーで、生演奏です。私はどんな事でもやってしまうBJBのアイデアが大好きです。
また気を入れ直して頑張ります。
舞台のDVDが手に入ったら、直ぐに送ります。早く先生に観てもらいたいです。
高浦幸乃
2012.5.31
2011年12月25日
貝阿弥 礼先生
おはようございます。メッセージありがとうございました。
クリスマスいかがお過ごしですか。
赤ちゃんの写真を見て、私は萌え~ってなっています。
今年は例年ほど冷え込まず、残念ながらホワイトクリスマスにはなりませんでした。
でも、両親の元気そうな顔を見ることができ、クリスマスを3人でゆっくり過ごしています。
28日からはリハーサルもはじまり、新作の振付が待ち遠しくてたまりません。
デンマークのオーゼ・ガットゥ、覚えています。先生の大好きなダンサーだというイメージが残っています。
ブルノンヴィルスタイルはとても難しいです。
リハーサルをするにつれて、少しずつクラシックバレエとの違いが分かり始めてきました。
150年前に振付けられた作品が、今現在まで大切に受け継がれ、上演されていることの凄さをひしひしと感じています。
クリスマス休暇が終わると、夏まで大きな休暇は無いそうです。
まずは怪我の無いように、体調を崩さないように十分注意して、これから起こる全ての事に挑戦し、全力で頑張ります。
あと6日で2011年も終わると思うと、時間の早さに驚きと、焦りを感じます。
焦る必要はないはずなのですが、自分でも何故こんな風に感じるのかは分かりません。
2012年も今まで以上にたくさんの人に出会い、笑顔の絶えない日々を過ごしていこうと思います。
私には、新しい家族と毎日笑顔で過ごされてる礼先生が頭に浮かんでいます。
皆さんと良いお年をお過ごしください。
高浦幸乃
2012.2.17
高浦幸乃/ドイツ・ハンブルクバレエ学校
明けましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になり、感謝の気持ちで一杯です。
今年も昨年以上に頑張りますので、よろしくお願い致します。
私は12月20日~23日まで、シュツットガルトに行ってきました。
待ちに待ったオネーギンは本当に素晴らしかったです。
音楽もとても良く、ホール内での響き方がとても心地よく感じました。
またジョンクランコ・バレエスクールにも行ってきました。
外から見学しただけでしたが、先生からずっとお話で聞いていた、
ジョンクランコスクールを見ることが出来、とても嬉しかったです。
写真を貼付します。
12月23日~1月2日は、
チューリッヒの優紀美ちゃんの所に行ってきました。
4か月ぶりに優紀美ちゃんの元気そうな顔を見ることができ、
また来年ももっと頑張らなければと、元気が湧いてきました。
ヨーロッパで新年を迎えることが出来、とても嬉しいです。
私がハンブルクで学ぶことが出来るのは、周りにいる方々が、
いつも支えて下さっているからと言うことを忘れず明日からまた頑張ります。
12月26日にスイスインフォのビデオが公開されました。
ビデオの私は、全然成長できていませんでした。
反省や課題がたくさん見つかりました。
今回、取材していただき、客観的に自分を見つめなおす、
いい機会になったと思います。
自分に負けないよう、ハンブルクで頑張ります。
どうか宜しくお願い致します。
事務局長さん、香先生、泉川先生にどうぞ宜しくお伝え下さい。
2012.2.17
高浦幸乃/ドイツ・ハンブルクバレエ学校
おはようございます。
ハンブルクは今週初雪が降り、あたり一面が真っ白になりました。
気温は-7℃と体の芯から冷える寒さです。
今日から学校が冬休みに入りました。1月4日から新学期が始まります。
この冬休みは、ほとんどの生徒が自分の国に帰りますが、
私はシュツットガルトとチューリッヒへ行くことにしました。
優紀美ちゃんと連絡が取れたので、チューリッヒまで会いに行きます。
4か月ぶりの再会がとても楽しみです。
学校の生活やチューリッヒの生活について、聞きたいことがたくさんあります。
シュツットガルトではオネーギンを観る予定です。
シュツットガルト州立劇場で、
生のシュツットガルトバレエ団を観ることが出来るなんて、
本当に楽しみで待ちきれません。
ずっと先生からお話で聞いていた、
小さな池が目の前にある州立劇場を見るのもとても楽しみです。
色々な土地へ行き、色々なものを見て、
たくさんのことを感じることが出来れば良いなと思います。
今月21日で日本を出て、4か月が経ちます。
時間が過ぎるのはとても早く、本当に信じられません。
この4か月、私はたくさんの新しいことに出会いました。
新しい土地での暮らしが始まり、モダンやフォルクローレ、
パ・ド・ドゥのクラスをたくさんするようになり、
数多くの舞台で踊らせて頂いたり、
初めて作った自分の作品を舞台で踊ったり。
毎日毎日小さな発見や、楽しみがあり、私はここでバレエをすることが出来、
本当に嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。
今こうして、ここでバレエを学び、感じることが出来るのは、
今まで礼先生に指導していただき、
たくさんのことを教えて頂いてきたからだと思います。
いつでも感謝の気持ちを忘れない。その気持ちをいつまでも忘れず、
これからもがんばり続けます。いつも本当にありがとうございます。
来年も一歩ずつ一歩ずつ前に進めるよう頑張りますので、
よろしくお願い致します。
良いお年をお迎え下さい。
2012.2.17
高浦幸乃/ドイツ・ハンブルクバレエ学校
昨日、ハンブルクバレエ学校のスポンサーの方の
誕生日パーティーがあり、そこでフォルクローレを踊りました。
色々な国から200人以上の方が来られていました。
綺麗なドレスを身にまとった人ばかりで、
とても高級感あるパーティーでした。
舞台は会場の真ん中に設置され、5×7mほどの大きさでした。
12人で踊ったのでかなり小さく感じました。
このような場で踊るのは初めてだったので少し緊張しましたが、
皆さんの目線がとても温かかったので、楽しんで踊ることができました。
とても良い経験をさせて頂きました。
何枚か写真を添付しました。
10月24日に学校が一般の人に公開されるようです。
誰でも自由に学校に入って、レッスンを見ることが出来るようです。
シアタークラスは10月9日から4日間秋休みがあります。
舞台前に秋休みがあると聞いて、少し驚きました。
この4日間は、舞台に向けて練習したり、体を休めつつ、
教会や美術館などにも行こうと思っています。
また舞台について詳細が分かれば、ご報告致します。
2012.2.17
高浦幸乃/ドイツ・ハンブルクバレエ学校
礼先生
おはようございます。
先生から応援のメッセージをいただき、とても嬉しいです。
今ハンブルクは夕方には厚めのジャケットが必要なくらい急に寒くなりました。
私は体調も崩さず、毎日元気に過ごしています。
2009年10月26日に「20 Jahre Ballettzentrum」という舞台があり、
それに向けてのリハーサルが始まりました。
シュツットガルト、コペンハーゲン、パリ、ロンドンの学校も出演するようです。
私は今、バランシンのテーマとヴァリエーションの練習をしています。
まだ始まったばかりで、詳しいことはわかりませんが、
ほとんどの生徒が出演すると思います。
私も出演させてもらえるかもしれません。外されないよう懸命に頑張ります。
詳細が分かればすぐにご報告致します。
先生に観て頂くことが出来れば、光栄です。
私は少しずつハンブルクでの生活にも慣れてきました。
教会や美術館などにはまだ行くことが出来ていないので、
時間を見つけて、少しずつハンブルクを見てまわって勉強しようと思っています。
色々な物を見てたくさん吸収したいです。
寮は2人~4人部屋が約12部屋、シャワー室、トイレ、
コンピューター・テレビ室、いつでも使えるスタジオ、があります。
学校は一階が食堂、二階にはジョンノイマイヤー氏の事務所、
三階には学校の事務所や更衣室、スタジオ、トレーニング室、
四階に寮、五階にはスタジオがあります。
カンパニーと一緒のため本当にたくさんのスタジオがあり、いつも迷ってしまいます。
スタジオには偉大な振付家、ダンサーの名前が付けられています。
廊下にはハンブルクバレエ団の写真がたくさん飾られています。
ここはとてもきれいで本当に素晴らしい環境です。
ここで学ばせてもらうことができ、本当に嬉しいです。
ありがとうございます。ではまたご報告いたします。
2012.2.17
本年 1/27~2/1、スイス・ローザンヌで開催される、ローザンヌ国際バレエコンクール。数年前より誰でもが出場できるコンクールではなくなった。出場する為にはまず事前にエントリーするための細かい内容が定められた、DVD予選審査を通過しなければならず、厳選された世界各地の約70名のみが出場できるかたちへと変わった。相当な狭き門。
人生まさにこれからという年代の若者達は、同じ道を目指す者同士、世界の舞台で何を感じ、何を得るのか。そして当スタジオ初挑戦にて本選出場を果たした高浦幸乃さんはどうのぞむのか。
(Q=質問者 Y=幸乃さん)
Q:まずはローザンヌ国際バレエコンクール本選進出、おめでとうございます! Y:ありがとうございます!! Q:今のお気持ちは? Y:とにかく嬉しい気持ちでいっぱいです。 でも、信じられなくてまだ実感がわいていないのが本音です(笑)。 Q:ローザンヌに挑戦しようと思ったきっかけを教えて下さい。 Y:幼い頃からTVで放送される様子を観ていて憧れがありました。 それから、先生からバレエの道を選択するなら、海外の国立バレエ学校で正しく 学びなさいと教わっていて、海外の色々なお話も良く話して下さっていたので、 ごく自然に海外に目が向いていて留学への大きな道が開かれるこのコンクール には是非出場したいと思っていました。 Q:現地では、クラシックバレエの基礎クラス、コンテンポラリー(現代舞踊)クラス、 クラシックバレエ作品、規定のコンテンポラリー作品、とあらゆる角度から 審査される訳ですが、今回踊るノイマイヤー作品についてはいかがですか。 Y:とにかく難しいです・・・。でも日本で学生ではなかなか踊ることのできない ノイマイヤー作品を特別に踊ることが許されている訳ですから全力で挑戦したい と思います。 Q:では最後にコンクールにかける想いを聞かせて下さい。 Y:まずは出せる限りの力で踊りきれるよう頑張ります。 あとは、後輩やスタジオの皆さんに向こうでのお話をたくさん伝えたいので多くを しっかり吸収してこようと思っています。先生には留学と言う今後の道を開いて 頂いたので、何としてでも留学先の学校を決めて帰ってきたいです。 とにかく楽しみ!頑張ります!!
世界32カ国より選ばれた、わずか75名の若者達。