優紀美さん便り☆fromルーマニア　2013,1,1

先生、新年あけましておめでとうございます。
昨年の夏の発表会では大変お世話になり、誠にありがとうございました。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

渡欧して早４年、そしてプロ１年目の冬は初めてのドイツで過ごしております。
去年の今頃はオーディション周りでとても辛い日々を過ごし、無事にカンパニーに決まって欲しいけど、全く先の事を想像する事が出来ない状態でした。
そんなどん底だった私も無事に９月からルーマニアのカンパニーにプロ１年目として入団する事が出来、入団して初めの方から、色んな作品を踊らせて貰えるチャンスに恵まれ、沢山舞台にも立たせて貰う事が出来、今ここにいる事が出来てとても幸せに感じております。

そして、この冬バレエ人生初のツアーを回る事も経験することが出来て、しんどかったり、体力的に辛かったりしますが、こんなに沢山色んなドイツの都市の舞台に立つ事が出来、そして毎回の公演沢山のお客様に観に来て頂いて、こんなに嬉しく幸せな事はありません。
しかし、このツアーでは何時間もバスに乗って身体が固まった状態で、あまりホテルでも休めず、舞台上でウォーミングアップが始まり、バタバタ公演の準備をして、時には縦８メートル・横５メートルのとっても小さなステージで白鳥全幕踊る事も多々あり、いざ本番、毎回違う舞台で中々自分のベストな踊りを踊れなくて、どうしたらモチベージョンを保って毎回の公演を行うのか分からず、今も悩み続けています。

そして今夜は白鳥の湖の公演で２０１２年最後の踊りを致しました。
公演後はダンサー達とホテルのロビーでカウントダウンをして新年を迎えました。

あと３公演で１カ月間のツアーは終わりますが、ルーマニアに帰ってもこの自分の中の課題をクリア出来るように、毎回自分のベストの踊りを披露出来るスキルを身につけて、今年も日々精進し、魅力的なダンサーになれるように精いっぱい頑張って参ります。
礼先生もお正月ご家族でゆっくりお過ごしください。
２０１３年も素晴らしい１年となりますよう、心からお祈り申し上げます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

大塚優紀美